宅配と地域の見守り
まいど〜宅配センター“おかねづかステーション”
1.事業の経緯
 当市における商業環境は、大店法の規制緩和・廃止により近隣市町や平成18年にオープンした大型商業集積などの出店が相次ぎ、更には変化する消費動向と消費者ニーズへの対応の遅れにより、消費の流失が顕著であり大変厳しい状況にあります。また、少子高齢化社会が進む中、特に当市の東に位置する都営村山団地(約8,000人、約4,000世帯)の高齢化率は約45%(65歳以上)にも及び、一人暮らしの世帯も多い現状と若年層の域外流出等様々な要因で地域の活力が低迷しているため、早急な対策が必要であります。
 このような状況の中、当会では平成19年度より市の支援を受け宅配事業を実施しております。地域の商業・サービス業・建設業等の事業者が御用聞き、宅配、出張相談、住宅リフォーム等を行うことで、大型店、大手企業には出来ないきめ細かなサービスを実施し、消費者の良き相談相手となり、訪問した際、特に高齢者世帯の安否確認や近所の見守りから特別な状況の場合は「市地域包括支援センター」へ情報提供することで支援・相談を依頼します。
 平成21年9月より試験的に村山団地中央商店街内の空き店舗を活用して宅配事業の拠点を設置すると共に、環境に配慮した宅配用と送迎用の自転車を各1台配備し、既存宅配事業の更なるPRとサービスを充実させ、コミュニティづくりや福祉の一助、そして商業振興、地域活性化に寄与することを目的として実施しています。
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