確定申告書(控)への収受印の廃止について

これまでは、書面提出による確定申告を行っていた方は、税務署への提出時に
「控え」の用紙に提出月日入りの「収受印」が押され、提出の証明とすることが
できていました。

しかし、国税庁より「確定申告書等への控えに対し、令和7年1月から収受印の押捺を廃止する」
と発表がありました。
このため、令和6年分の確定申告からは、控え書類への収受印がもらえなくなります。

確定申告関係について、令和6年分以降は、次のように変更となります。

【提出書類】

令和5年分まで(令和6年12月提出分まで) 令和6年分から(令和7年1月以降提出分から)

確定申告書(提出用)と(控用)の両方を提出
収受印が押されて返却され(控え)を保管。

確定申告書(提出用)だけを提出。
(控え)については収受印が押されないため各自保管し、提出年月日を記録。


令和6年分以降の確定申告書の税務署による公的証明が必要な場合はどうすれば良いですか?

(融資や補助金で必要な場合等)

【証明書】令和6年分以降は収受印に代わる公的証明書の取得や確認手段として国税庁からは
     次の5つの方法が提示されています。

①e-taxによる申告 電子申告時に送付される受信通知には、氏名・住所・受付日時・番号等が
記載されているため、この通知自体が提出の証明書となります。
②申告書情報取得サービス 書面提出の場合でも、e-taxを利用してPDFファイルを無料で取得することができます。
(オンラインのみのため、利用にあたってはマイナンバーカードが必要です)
③保有個人情報の開示請求 税務署に開示請求することで、申告書等の内容確認をすることができます。
手数料は300円(オンライン申請は200円)で、1ケ月程度かかります。
④税務署での閲覧サービス 税務署窓口にて過去に提出した申告書等を閲覧することができます。
また、申請をすれば閲覧した書類の写真撮影も可能です。
⑤納税証明書の取得 税務署窓口にて証明書を取得することができます。
手数料は税目ごと1年度1枚につき400円(オンラインの場合は370円)です。

※e-taxのご利用なら手数料がかからず手元に証明書が残るので安心です。

詳細につきましてはこちらをご覧ください。

更新:2025年01月27日